旅と切符―Scene002【初級】冬の東北で雪景色に溶け込みたい【週末パス】
※2019年10月の値上げに合わせ修正しました。
今回は、繁忙期を除く週末に利用可能な週末パスと2月の雪国の旅(1泊2日)について紹介します。
【導入】
ホントに寒い時期になってきました。でもこの時期だからこその雪景色とかありますよね~。列車の旅はあったかい車内から冬景色を見て移動するのが一番です。雪景色が関東からより近く見れそうなのは関東の北の山岳部、長野、新潟、南東北といったところですかね。
冬の東北の雪景色の代名詞といえば…
・かまくら(秋田)
・樹氷(山形)
・銀山温泉の街なみ(山形)
などがありますが、これらへ行くのには1泊2日で行けちゃいます。最適なきっぷが以下紹介する週末パスです。
【今回紹介するきっぷ:週末パス】
<きっぷの主な効力>
※G:グリーン車の略
※△別料金(特急料金、指定席料金)を支払えば乗車可能 ○乗車可能
※特例など詳細は右記リンク参照→おトクなきっぷ:JR東日本
【このきっぷのポイント】
連続した土休日、繁忙期を除く時期にいつでも利用可能。JR東日本管内の山梨・長野、新潟、宮城、山形の大部分と関東全域が乗り放題の乗車券タイプのフリーきっぷ。18きっぷなどとは違い追加で新幹線含めた特急料金、グリーン料金を購入すれば新幹線や特急の乗車も可能(運賃はこの切符に含まれる、という意味)。非常に使い勝手がよいです。
フリーエリア内のうち新潟や仙台、庄内地方を目的地とする場合は安くなります。ただし、東京から新潟や仙台の各都市内のみを目的地とする場合は、「お先にトクだ値」を利用した方が新幹線特急券など含めたトータルでは安いです。このきっぷは基本的には南東北や新潟の周遊向けのきっぷを考えたほうがよいです。以下、東京から主要な各方面への使用きっぷを比較した料金表を示します。なお、「お先にトクだ値」の活用例については別ページで記載します。
<東京から各方面への片道分の料金比較例>
※普通車指定席(通常期)で算出
※仙台へはやまびこ利用で計算(はやぶさは片道あたり+220円増し)
※酒田は新潟経由、かつ新潟―酒田間を乗継割引で計算
※長野はあさま利用(かがやき、はくたかは利用しない)
※トクだ値/お先にトクだ値は繁忙期、閑散期料金もあり。また列車によって10%割引/30%割引の設定あり
【旅プランの例】
実は昔、冬に冒頭の導入で説明したような目的地へ、この週末パスの前身で新幹線や特急(自由席)も乗り放題だった「土・日きっぷ」を使用して旅したことがあります。その様子は以下の動画にもなっているので(全4回)そちらをご覧ください。(約8年前ですが。。。)
<この旅の費用(1人当たり)>※一部昼食等料金忘れたものは除外
1日目:
週末パス…8880円
大宮→新庄(特急料金・普通車指定席)…5740円
最上川舟下り乗船料…2500円
湯沢(秋田)⇔横手(※往復運賃)…660円
スーパーホテル山形駅西口(1泊朝食付き)…4500円
2日目:
山形駅⇔蔵王温泉(バス往復)…2000円
蔵王ロープウェイ(往復)…3000円
新左エ門の湯(日帰り入浴)…700円
利久(牛たん定食・6切)…1595円
仙台→大宮(特急料金・普通車指定席)…4830円
合計34405円(程度)
【この旅プラン×切符のポイント】
南東北や新潟などへの週末旅であれば春夏秋冬いつでも自分の旅でもよく登場します。
なんといっても乗り放題なので、色んなところ巡るには最適。またその週末の前日までに購入すれば行けてしまうので当日は無理にせよ思い立ったらこの切符でフルに週末過ごせるのがうれしいです。
この旅ではフリーエリア外の秋田県の横手まで行ってかまくらを観光してますが、実は週末パスが奥羽本線の山形・新庄~秋田・湯沢もフリーエリア内なのを活用してます。(東北新幹線で北上経由だとフリーエリア外の差額料金が大きいが、奥羽本線経由なら小さく済むため)
今思えば、最上川舟下り、湯沢犬っこ祭り、横手のかまくら、蔵王の樹氷、山寺参拝、奥松島と巡り、料理も秋田の稲庭うどんと仙台の牛タンと色々行ってますね。。また、この旅では行っていない銀山温泉街などをチョイスするのありと思います。
この冬、寒いけどほっこりするような東北へ行ってみませんか?
今回は、繁忙期を除く週末に利用可能な週末パスと2月の雪国の旅(1泊2日)について紹介します。
【導入】
ホントに寒い時期になってきました。でもこの時期だからこその雪景色とかありますよね~。列車の旅はあったかい車内から冬景色を見て移動するのが一番です。雪景色が関東からより近く見れそうなのは関東の北の山岳部、長野、新潟、南東北といったところですかね。
冬の東北の雪景色の代名詞といえば…
・かまくら(秋田)
・樹氷(山形)
・銀山温泉の街なみ(山形)
などがありますが、これらへ行くのには1泊2日で行けちゃいます。最適なきっぷが以下紹介する週末パスです。
【今回紹介するきっぷ:週末パス】
<きっぷの主な効力>
値段 | 8880円(2日分) | ||||
利用期間 | 繁忙期を除く週末 の連続した土休日 | ||||
利用範囲 | フリーエリアタイプ 詳細はここを参照 | ||||
利用可能列車 | 自由 | 指定 | G自 | G指 | |
新幹線 | △ | △ | - | △ | |
特急 | △ | △ | - | △ | |
急行 | △ | △ | - | △ | |
快速 | ○ | △ | △ | △ | |
普通 | ○ | △ | △ | △ |
※△別料金(特急料金、指定席料金)を支払えば乗車可能 ○乗車可能
※特例など詳細は右記リンク参照→おトクなきっぷ:JR東日本
【このきっぷのポイント】
連続した土休日、繁忙期を除く時期にいつでも利用可能。JR東日本管内の山梨・長野、新潟、宮城、山形の大部分と関東全域が乗り放題の乗車券タイプのフリーきっぷ。18きっぷなどとは違い追加で新幹線含めた特急料金、グリーン料金を購入すれば新幹線や特急の乗車も可能(運賃はこの切符に含まれる、という意味)。非常に使い勝手がよいです。
フリーエリア内のうち新潟や仙台、庄内地方を目的地とする場合は安くなります。ただし、東京から新潟や仙台の各都市内のみを目的地とする場合は、「お先にトクだ値」を利用した方が新幹線特急券など含めたトータルでは安いです。このきっぷは基本的には南東北や新潟の周遊向けのきっぷを考えたほうがよいです。以下、東京から主要な各方面への使用きっぷを比較した料金表を示します。なお、「お先にトクだ値」の活用例については別ページで記載します。
<東京から各方面への片道分の料金比較例>
行先 | 正規 料金 | トクだ値 (15%割引) | お先にトクだ値(35%割引) | 週末パス | ||||
料金 | 差額 | 料金 | 差額 | 料金 | 差額 | 割引率 | ||
長野 | 8340 | 6900 | -1440 | 5280 | -3060 | 8710 | 370 | -4.4% |
新潟 | 10760 | 8970 | -1790 | 6850 | -3910 | 9480 | -1280 | 11.9% |
福島 | 9110 | 7560 | -1550 | 5780 | -3330 | 8710 | -400 | 4.4% |
仙台 | 11090 | 9250 | -1840 | 7070 | -4020 | 9480 | -1610 | 14.5% |
山形 | 11550 | 9640 | -1910 | 7370 | -4180 | 9940 | -1610 | 13.9% |
酒田 | 14540 | - | - | - | - | 10620 | -3920 | 27.0% |
古川 | 11640 | 9720 | -1920 | 7430 | -4210 | 9480 | -2160 | 18.6% |
新庄 | 13100 | 10950 | -2150 | 8370 | -4730 | 10390 | -2710 | 20.7% |
湯沢 | 13980 | - | - | - | - | 10620 | -3920 | 25.7% |
※仙台へはやまびこ利用で計算(はやぶさは片道あたり+220円増し)
※酒田は新潟経由、かつ新潟―酒田間を乗継割引で計算
※長野はあさま利用(かがやき、はくたかは利用しない)
※トクだ値/お先にトクだ値は繁忙期、閑散期料金もあり。また列車によって10%割引/30%割引の設定あり
【旅プランの例】
実は昔、冬に冒頭の導入で説明したような目的地へ、この週末パスの前身で新幹線や特急(自由席)も乗り放題だった「土・日きっぷ」を使用して旅したことがあります。その様子は以下の動画にもなっているので(全4回)そちらをご覧ください。(約8年前ですが。。。)
<この旅の費用(1人当たり)>※一部昼食等料金忘れたものは除外
1日目:
週末パス…8880円
大宮→新庄(特急料金・普通車指定席)…5740円
最上川舟下り乗船料…2500円
湯沢(秋田)⇔横手(※往復運賃)…660円
スーパーホテル山形駅西口(1泊朝食付き)…4500円
2日目:
山形駅⇔蔵王温泉(バス往復)…2000円
蔵王ロープウェイ(往復)…3000円
新左エ門の湯(日帰り入浴)…700円
利久(牛たん定食・6切)…1595円
仙台→大宮(特急料金・普通車指定席)…4830円
合計34405円(程度)
【この旅プラン×切符のポイント】
南東北や新潟などへの週末旅であれば春夏秋冬いつでも自分の旅でもよく登場します。
なんといっても乗り放題なので、色んなところ巡るには最適。またその週末の前日までに購入すれば行けてしまうので当日は無理にせよ思い立ったらこの切符でフルに週末過ごせるのがうれしいです。
この旅ではフリーエリア外の秋田県の横手まで行ってかまくらを観光してますが、実は週末パスが奥羽本線の山形・新庄~秋田・湯沢もフリーエリア内なのを活用してます。(東北新幹線で北上経由だとフリーエリア外の差額料金が大きいが、奥羽本線経由なら小さく済むため)
今思えば、最上川舟下り、湯沢犬っこ祭り、横手のかまくら、蔵王の樹氷、山寺参拝、奥松島と巡り、料理も秋田の稲庭うどんと仙台の牛タンと色々行ってますね。。また、この旅では行っていない銀山温泉街などをチョイスするのありと思います。
この冬、寒いけどほっこりするような東北へ行ってみませんか?